つくり・うたい・ひろめ・つなぎあう 四つの活動を!
日本音楽協議会(日音協)
日音協2021年度活動方針
1 はじめに
 日音協は、支部を日常活動の集約の場として、労働組合の集会をはじめ様々な場に出かけ、また、多くの音楽現場を作り出していきます。そして、生活のうた、職場のうた、平和のうたをつくり、うたい、ひろめ、つなぎあうことを柱に、はたらくものの立場にたった音楽運動=みずからを表現する運動を、職場・地域の中に広げていきます。私たちは、労働組合との連携を強めるとともに、労働組合に加入していないはたらく人々とも手を携えます。はたらくものの音楽祭と機関紙『音楽運動』を中心に全国的なつながりを大事に活動していきます。
 2020年度は新型コロナウイルス感染症のもと、演奏活動や大きな集会などは大きく制約されましたが、だからこそ創作活動に力を入れようと呼びかけました。制約の中で逆に、インターネットを活用した演奏活動の交流がすすみました。
 一方、若い人に日音協運動に参加していただくという点では、各地で努力もありますが、引き続き重要な課題です。行動の中で生まれた新しいつながりを、さらに2021年度の活動を通じて発展させていきましょう。

2 はたらくものの音楽祭
 第53回はたらくものの音楽祭を、2021年11月に沖縄県内で開催します。
 日音協各支部代表で中央実行委員会を構成して、労働組合等の協賛を得て主催するとともに、連合沖縄をはじめ沖縄県内の協力してくださる労働組合(支部)と日音協沖縄県支部で構成する第53回はたらくものの音楽祭沖縄県実行委員会が実行態勢を大きく支えることとします。
 第54回以後のはたらくものの音楽祭の開催のしかたをこの定期総会で決定し、これを踏まえて早急に第54回はたらくものの音楽祭の開催地・開催時期を議論し、決定します。

3 機関紙活動
 メールマガジンとして、機関紙『音楽運動』のA4版6ページ、月1回配信を継続します。印刷・郵送による発行も継続しますが、インターネット配信への切り替えを引き続きお願いしていきます。機関紙購読料は、取材・編集費用として引続き年2,400円(月200円)とし、日音協会員は会費に含まれることとします。全国の動きを知らせるためにも写真を多用し、楽譜も多く掲載していきます。発行にあたっては、全支部、全会員が、編集部に情報を送るとともに、編集部は年間の企画を立てて各支部・会員に原稿を要請し、支部も依頼された原稿の締切を守って、発行態勢を支えていくこととします。各支部事務局は会員・読者に届いているか、年1回は点検することにします。
 
4 ブロック合宿
 ブロック合宿は、会員と支部を基盤とする組織になった日音協が、新しい会員を迎える重要な機会であり、会員一人ひとりが、会員になってもらいたい人・会員になってもいいなと思っている人を誘って参加することをめざします。北海道ブロック合宿とともに、2020年度開催できなかった東北北ブロック、関東ブロック、北信越ブロック、沖縄県合宿を開催します。福島県支部合宿、香川県支部合宿のそれぞれ東北南ブロック合宿、四国ブロック合宿への拡大をめざすとともに、中国、九州などで開催に努力します。引き続き次により日音協中央財政から支援をすることとします。
(1) 日音協のいくつかの支部が合同で、または一つの支部が主催するもので、合宿形式をとること
(2) 外部講師、日音協中央を除いて5人以上の参加が見込まれるものであること
(3) あらかじめ日音協中央に日程、会場を通知したものであること
(4) 一年度一つの支部につきこれらの要件を満たす合宿が複数あるときは、そのうち参加者の多いものを優先して扱います
(5) 金額は、一年度一つの日音協ブロック合宿につき、参加者(外部講師、日音協中央を除く)が5人の場合を10,000円とし、参加者が1人増えるごとに1,000円を増額します。ただし上限を40,000円とします。

5 日音協セミナー2021と若い会員の交流会
 日音協セミナー2021を創作コースとして、2月12日夜集合、14日15時まで、東京都小平市で開催します。
 同じ会場、同じ日程で、若い会員の交流会を開催します。音楽を基本にした交流会で、若い会員に「日音協に入ってよかった」と思ってもらえる取り組みとして、新たな会員を迎えることをめざします。若い会員の中でも40歳以下の会員は往復交通費を日音協が負担します。まだ日音協会員になっていない若い人も歓迎します。

6 連合、平和フォーラムなどの行動参加
 引き続き、連合中央メーデー、各県メーデーの集会、労働組合の大会・集会や行動などに積極的に参加、うたい演奏します。連合中央メーデーでの演奏を日音協の顔としての合唱・演奏と位置づけて、ていねいな合唱練習をして準備します。
 平和フォーラムの構成組織として、平和フォーラムやその地域組織の行動に参加します。
 さようなら原発1000万人アクション、戦争をさせない1000人委員会や5.3憲法集会をはじめとした総がかり行動など、地域の反戦・平和・脱原発・労働者の権利擁護のための行動に参加し、うたい演奏します。

7 沖縄に連帯する行動
 沖縄では、第二次世界大戦で唯一地上戦が戦われ、アメリカの軍政のもとで土地を奪われ、米軍基地を造られ、復帰47年を経てなお米軍専用施設の70%が集中しています。沖縄の被害、差別の実態をまなび連帯するために、365日座り込みを続けている辺野古ゲート前のたたかいへの参加を全国に呼びかけます。
 とりわけ、2021年の5.15沖縄平和行進・県民大会に、日音協として参加します。日音協沖縄県支部と沖縄平和運動センターとの関係を密にして、これを全国の日音協が中央の平和フォーラムと協力しつつ支えることにします。

8 県支部・サークルがつくる音楽現場
 歌っていいんでないかいコンサート(北海道)、はたらくものの音楽祭 in秋田、はたらくものの音楽祭 in岩手、都支部コンサートのように、県支部やサークルが積極的に音楽現場をつくります。また、毎週金曜日の官邸前反原発行動(反原発うたいたい)のように、街頭で訴える音楽現場も工夫します。

9 日音協ソングの募集
 日音協のみずからを表現する運動の重要な柱である創作を推進するために、日音協ソング2021を募集します。日音協幹事会の責任で、応募曲の中から全国に広めたいうたを選考し、歌集、ホームページ、音楽祭などで広めます。

10 インターネットによる動画の配信等
 日音協のインターネット音楽会2021を開催し、会員やサークルの演奏する動画や音源を配信します。また、日音協ソング2021とリンクしてインターネット新しいうたの会を開催します。ホームページを充実するとともに、メーリングリストやSNSのような相互の情報共有を工夫します。
 CDや新しい歌集等を制作します。支部のCD等の制作を支援します。

11 組織活動
 日音協は、個人である会員とその日常活動の集約の場である支部を基盤とする組織です。北海道支部、青森県支部、岩手県支部、秋田県支部、福島県支部、茨城県支部、千葉県支部、東京都支部、新潟県支部、長野県支部、富山県支部、香川県支部、九州支部、沖縄県支部の14支部と支部に所属しない会員とで構成されています。この1年間、会員数は2019年11月(219人)から入会なし、退会7で7人減の212人(2020年11月1日現在)となります。
 労働組合は、自治労、日教組、林野労組、東武交通労組と公務労協が賛助団体として支えてくれています。はたらくものの音楽祭は、開催県実行委員会をつうじてさらに多くの団体が支えてくれています。 地域支部と労組が日音協活動の基盤であるという認識から、日音協地域支部の新たな結成をはかります。同時に、労働組合との関係を強化するとともに、労働組合全国組織ごとに労組内の音楽活動家を組織する労組音楽協議会(音楽集団)との連携を強化します。
 若い仲間をはじめとして会員の拡大に全体で集中して取り組みます。行動の中でおおぜいの参加者に演奏を聴いていただき、また地域でコンサートを開いて、一緒にうたう仲間を広げます。音楽祭やブロック合宿に、新しい仲間に積極的に参加を呼びかけます。それと同時に、日音協は「音楽運動に定年はない」と言ってきましたが、改めてそのことが現実になるような活動をすすめましょう。
 日音協会員は規約では支部会員と個人会員としていますが、これから新たに日音協に入会していただく方は、地域に地域支部がある場合は原則として地域支部に属することとし、また地域支部に属することが難しい場合には、幹事会の議論を経て個人会員とします。現在の個人会員も、地域に地域支部がある場合は、会員本人の理解と納得のもとに、順次地域支部に属していただくこととします。
 日音協は、総会―全国代表者会議―幹事会という機関で、各支部の活動を集約し、全国的な活動を進めていきます。2021年度の幹事会はインターネットの活用(zoomミーティング)も含めて毎月開催します。2021年度の全国代表者会議は7月に開催し、第57回定期総会は第53回はたらくものの音楽祭の日程を見極めて開催時期を決めることにします。

12 財政活動
 日音協は2009年の組織改変以後も、賛助団体が減少し、会員も減少傾向が続いています。会員を増やす活動に力を入れていますが、成果があがらなければ財政規模の縮小は避けられません。
 2020年度は感染症対策のために支出が大きく減った一方、事業収入なども大きく減っています。この間、事務局経費の節減をはかってきましたが、2021年度も堅実な執行につとめるとともに、新しい会員を迎えるために、各ブロック合宿や若い会員の交流会にはしっかり財源を配分します。


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